1947年 | すゞやの前身「鈴木食品工業」設立 |
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1954年 | すゞや設立「民芸茶房すゞや」開設 |
1966年 | 民芸茶房「レストランすゞや」開設 |
1991年 | 洋食メニューを廃止、とんかつ専門店を新宿に開設 |
2014年7月 | 新宿本店 ビル建て替えの為一時休業 |
2016年4月1日 | SUZUYAビル竣工 新宿本店リニューアルオープン |
創業者の鈴木喜一郎・華子夫妻は、ともに民芸品の収集を趣味としていました。全国各地を旅行した際に、気に入り集めた陶器や装飾品のコレクションを店のインテリア、食器類に使うなど「民芸茶房すゞや」は小さいながらも暖かみのあるお店でした。
益子焼きのコーヒーカップに信州のクルミを添えて出したコーヒーや、フルーツを使ったデザート類が人気を呼んでいました。
民芸を通じての知人・荻窪の"いずみ工芸店"のご主人には、開業当初より様々な知恵やアイデアを頂いています。
ある日、ご主人は近くに住む版画家の「棟方志功」氏を店に連れてきて下さり、棟方画伯は看板やメニューの表紙を直筆で書いて下さいました。
その後も当時の民芸運動の中心となる柳宗悦、浜田庄司、芦沢圭介、池田三四郎、バーナード・リーチ(全て敬称略)など、後となっては人間国宝級の人々が店に通っています。
今も残る伝統的な店の雰囲気は当時の主人「鈴木喜一郎」の謙虚な人柄を愛した様々な"常連客"に支えられたものなのです。